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兵庫県の看護師の2交代制夜勤

看護師の16時間にも及ぶ2交代制夜勤が全国の病院で放置されているのも、変形労働時間制の弊害があります。週労働時間が平均40時間以内であれば、残業手当を支払うことなく1日の労働時間を必要なだけ長くすることができるため、1日16時間の夜勤がまかり通ってしまうのです。

労働基準法でも、第32条で1日8時間以内の労働となっていますが、夜勤は深夜0時で日付をまたぐため、1日8時間労働が0時を境に2日に渡って行われるため、違法とはならないというカラクリです。しかし、16時間もの労働は、例えデスクワークでも疲弊するのは容易に想像がつくはずなのに、まして医療現場での看護師は命を扱う立場です。これを容認してよい理由がありません。

看護師の夜勤時間の規制について、病院側は「規制があるから、夜勤を3人、4人にしたくても72時間を超えてしまい、できない」といいますが、それは詭弁に過ぎません。看護職員数を増やさずに夜勤人数を増やせば、1人あたりの夜勤回数が72時間を超えるの当たり前です。総看護職員数を増やしたうえで、夜勤人数を手厚くすれば、72時間ルールには抵触しません。

院内に保育所を設けたり、夜勤なしの勤務形態を導入したり、採血や注射などの技術研修を行い兵庫県 看護師 復職支援に力を入れる病院・クリニックが増えてきました。結婚・出産でブランクのあるナースの方は是非利用してみてください。


by doctor_job | 2011-09-13 12:38 | 医療関連のメモ
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