慢性閉塞性肺疾患の薬

厚生労働省の統計によると、慢性閉塞性肺疾患(COPD)で死亡した人の数は約15,000人で、年々増加しています。COPDはタバコを長年に渡って吸い続けた人に多く発症する病気で、喫煙者が大きく減っていないことから、この先も増加傾向は続くと思われます。

COPDで最初に用いられるのは気管支拡張薬です。この薬は気管支を広げて空気の通り道を広げることにより症状を和らげる働きがあります。さまざまな種類がありますが、重症度に応じて段階的に薬を増やして組み合わせていきます。吸入器を使って口から吸入するタイプのほか、飲み薬や貼り薬もあります。

そのほかでは、炎症を抑えるステロイドも用いられます。三期の重症以降の患者さんで、増悪をくりかえすときに用います。ステロイドは副作用がおきやすいので、原則として吸入タイプのものを使用します。

痰がしつこい場合には、去痰薬で出しやすくします。COPDでは粘り気の強い痰がなかなか切れず、苦しい思いをするケースが少なくありません。飲み薬のほか、吸入薬や注射もあり、症状が強い場合にはそれらが使用されます。


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by doctor_job | 2011-03-09 13:09 | 医療関連のメモ
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